10代の子どもが引きこもり 誰にも相談できない人
子どもは、引きこもりになる前に前兆が少なからずあります。
そのサインを見逃していると、急に引きこもりをする子供と思い、どの様に対処すれば良いか分からずまた、誰にも相談できない状況で子どもに引きこもりをしない様に怒る、叱責、怒鳴る、そして親子喧嘩に発展し長い引きこもり生活に突入してしまいます。
目次
前兆は人それぞれ!
1.学校の話をしなくなる
一日の学校での出来事を家に帰ってから「今日は、〇〇授業で先生に褒められた」とか、楽しい学校生活が分かるように話をしていたのが
突然話をしなくなったり聞いても、何も答えないか・「普通だった」みたいな
言い方になり、学校生活の状況を曖昧に話をする事が多くなっている。
2.朝、時間通りに起きなくなる
学校に行く時間を逆算して、お越しに行くと後10分寝かせてが3回以上
続くと学校で何か有ったのかなと親は思い、子どもにその事を聞いても
「大丈夫!」と言って、最終的には気持ちが悪いとか、お腹が痛いとか
体調不良を理由に学校を休む。
3.学校でいじめを受けている
今まで仲が良く遊んでいた子と気まずい雰囲気になり、他の子と
話が出来ない様に嫌がらせを受けている。
上履きを隠される、机に落書きをされる、無視される。
4.クラスで別の意見「考え方」を指摘された「されそうになっている」
集団において、少数意見を持つ人に対して、周囲の多くの人と同じように考え行動するよう、暗黙のうちに強制し同調圧力によって、学校での居場所が無くなってしまった。
5.クラスが幼稚に見えてしまう
中学生になっても、小学生が考える様な事を平気で行っている。
その行為を見ているのも辛いし、一緒にいたくなくなる。
6.学校の先生に相談できない
一度、先生に相談したらクラス全員の前でその内容を話てしまった。
大人に裏切られた感が拭えない。
子どもは好きで引きこもりをしていません!
思春期の子供は、色々な悩みが多く有ります。勉強の事、友達の事、
学校の事、家庭の事、自分の身体の事、心の事と沢山あり過ぎて
どれから解決すべきか分からない状態で自分と葛藤して大人に
なっていきます。
自分と比べない!
そんな状況で親が自分と比べる話をして子どものやっている事は間違えと
指摘してしまえば子どもとの距離は離れていきます。
親が住んでいた世界、環境、時代背景全てにおいて違います。
そこを一緒にして恰も「子供の気持ちを分かった」と言ってしまうと
子どもは「全然分かってない」と、親が知ったかして考え違いをしている事を
察し、何を言っても無駄と壁を作ってしまう気がします。
時間が解決する場合もある!
友達との行き違いは、当人同士で解決するほか有りません。
親が介入すると逆効果になる場合があります。
気持ちが落ち着いて、クラス以外の友達と話たり、遊んだりする事で
学校へ行く事もあります。
気分転換に天気の良い日、ドライブへ連れて行って親子の会話が出来る
状況を作ってみてはどうでしょう。
子どもの行きたい場所をリサーチする事も忘れずに。
親の責任!
親のすべき事は、愛情を注ぐ事で恩着せがましくしてはいけないと思います。
「親は子どもを養うのは当たり前」位に思い、その事を口に出して言って
しまったら子どもからすれば、逃げ場のない攻撃です。
親は、子どもを持つ時に、明るい楽しい家庭を望んでいたと思います。
最初から不幸を望む親はいません。
その事をもう一度、思い出して子どもと接してみては如何ですか?
人生のⅠページにこんな事が有りました。と思えば気持ちも少しは
楽になります。
親が焦って「何とか子どもを学校に行かせなければ」と思うと
子どもは敏感に感じ取り、学校にはもっと行かなくなります。
近所に不登校で引きこもりになってしまった事を知れたらと
体裁ばかり気にして、子どもの気持ちより自分の事しか考えない
親になっては、子どもの気持ちは誰が寄り添ってあげるのですか?
子どもには、いっぱい楽しい事が有る事を教えて、学校での嫌な事や
辛い事を一時でも忘れさせて、楽しい事と辛い事の交互に人生には有る事を
教えては如何ですか?
大人になった時に、その事が糧となり人の痛みが分かる素晴らしい大人に
なりますよ。
まとめ
自分の子どもを持つと両親が自分を育ててくれた事が凄い事と実感します。
親も子育てで分からない事、知らない事、いっぱい有り不安で押しつぶされ
そうになります。
その時は、深呼吸して焦らず、現状を把握し子どもと向き合い話を聞いて
あげましょう。
話を聞いてあげる事で見えてくるものがあります。
決して、「こうしなさい、あーしなさい」は、言わず子どもに
どうしたら良いかなと、問いかけて子ども本人に考えさせて実行させて
下さい。子どもも考えて行動する事により、自立し成長していきます。
成長の妨げにならない様に親は、子どもを見守りましょう。
親として気持ちの持ちようについて、アドバイスしています。
子どもの思春期は、人生でちょっとしかありません。親として引きこもりは
辛いと思います。外での楽しい事をいっぱい話してあげて下さい。
明日解決する事はありませんが試しに行動をしてみては如何ですか?